恐竜中温動物説 ---- 変温動物と恒温動物の中間の体温維持機能をもつ
変温動物、恒温動物、外温動物、内温動物について
一般に使われる場合の用語の整理です。
変温動物 poikilotherm
外界の温度によって体温が変動する動物
(注:通常、外温動物と同義)
恒温動物 homeotherm
外界の温度にかかわらず、一定の体温を維持する動物
(注:通常、内温動物と同義)
外温動物 ectotherm
外界の温度に体温が依存する動物
(注:代謝による熱はどのような動物でも発生するので、外温動物であっても体が大きくなるほどに、代謝熱による体温への寄与は大きくなる)
内温動物 endotherm
より活発な代謝による熱を利用して、外界の温度にかかわらず、一定の体温を維持する動物
(注:体温は30℃台の半ば以上と高め)
中温動物とは
多様性の大きい生き物の世界。生理学的な観点からグループ分けを一律に規定しようとすると、いろいろと例外も出てきます。内温性の哺乳類でも、冬眠する動物はその間体温が低下します。それでも通常の活動中は一定の高い体温を維持するため、そうした特別に不活発な時以外は内温性であることには間違いありません。
しかし、外温動物とひとくくりにされている爬虫類や魚類、そして中には内温性と扱われる哺乳類の中にも、外温動物と内温動物の中間的な性格を持つものがあります。